外部医療機関での海外渡航に係るご家族の健診実施について

質問・回答一覧

制度について

Q1

健康診断はどこで受診できますか?

A

松下記念病院 予防医療センター(大阪)/健康管理センター(東京)で受診される場合は、事業所人事担当者経由で予約できます。
外部医療機関で受診される場合は、一般的な健診施設で半日ドック健診(総合健診)を受診していただけます。
外部医療機関と松下記念病院 予防医療センター(大阪)/健康管理センター(東京)は提携等はしておりませんので、詳細は各自で直接医療機関へご確認をお願いします。

Q2

健康診断の費用負担についてはどのようになりますか?

A

松下記念病院 予防医療センター(大阪)/健康管理センター(東京)で受診の場合は、在籍事業場へ直接請求されます。
外部医療機関で受診の場合は、一旦医療機関窓口にて全額負担いただき、各自で在籍事業場人事(※)へご請求ください。
請求方法は、健康診断にかかる交通費の請求と同様、在籍事業場人事(※)の指示にしたがってください。
なお、事業場提携の医療機関で受診される場合は、本人立替えなく、直接、会社請求される場合があります。

※HRプロフェッショナルサービスセンター(HRPSC)へ業務集約している部門はHRPSC

Q3

要再検査となった場合の費用負担は、どのようになりますか?

A

渡航判定に必要となる検査については会社負担となりますが、健診結果により治療が必要となった場合の検査費用については個人負担(保険診療)となります。

Q4

外部医療機関で受診した場合の健診結果はどのようにすればよいですか?

A

帯同ご家族(配偶者およびお子様)の健診結果は、各自大切に保管し必要時に参照できるようにしてください。
帯同家族決裁等での会社への提出については、社員ご本人経由で在籍事業場人事へご確認をお願いいたします。

Q5

渡航判定はどのようになりますか?

A

原則、健康管理センターでは渡航判定はしておりません。
受診先の医療機関での健診結果で異常があり、精密検査の指示が出た場合には精密検査を実施した医師の指示に従ってください。

実施可能な医療機関について

Q1

自分が住んでいる近くで、海外渡航に係る予防接種ができる医療機関の情報はありますか?

A

日本渡航医学会推奨のトラベルクリニックリストをご参照ください。
医療機関の各健康診断実施の有無、接種可能な予防接種等の内容は、医療機関名欄にある「詳細」より詳しくご確認いただけます。
外部医療機関と松下記念病院 予防医療センター(大阪)/健康管理センター(東京)は提携等はしておりませんので、各自で直接医療機関へご確認をお願いします。

健診項目について

Q1

外部医療機関で受診する場合、その医療機関に説明・持参する案内文はありませんか?

A

以下の書類をご持参ください。

※上記よりダウンロードされ、印刷してご持参ください。

注意)健診依頼書(「海外渡航者健診(成人・小児)等実施のお願い」)は、健診受診の予約申込書ではありません。

Q2

健診項目一覧表に記載されている検査項目は必須でしょうか?

A

健診項目一覧表の検査項目は、松下記念病院 予防医療センターが定める基準にもとづく海外渡航者健康診断の項目となりますが、直近に健康診断を受診された方や体質等により受けられない検査項目がある場合は、健診受診の必要有無等について、かかりつけの医療機関や受診先医療機関にご相談ください。
肝炎ウイルスの抗体・抗原検査について、健康診断受診医療機関で実施できない場合は、ワクチンを接種される医療施設にご相談ください。
腹部超音波検査は健診施設によってはオプションで受診することができないケースがあるため、健診受診時に合わせて受診されることをお奨めします。
40歳以上の女性の方に、乳がん検診(マンモグラフィー検査)を推奨します。
小児は乳幼児健診や学校での健診等を既に受けている(または近々受ける予定がある)場合は、渡航前健診として代用可能。また結果票はご自身で保持してください。
持病や既に受診した健診で異常を指摘されたことがある場合は、健診受診の必要有無について、かかりつけの医療機関等と相談の上、ご自身(保護者)でご判断ください。

Q3

肝炎ウィルスの抗体・抗原検査は必須でしょうか?

A

  • 松下記念病院予防医療センターでは、海外渡航者健康診断を受けられる全員の方を対象に、渡航前・一時帰国・帰国後の適切な時期に、A型肝炎抗体、B型肝炎S抗原、B型肝炎S抗体、C型肝炎抗体の検査を実施しておりますが、外部医療機関ではこれらの抗体・抗原検査が実施できない施設があります。
  • A型肝炎(口から感染)やB型肝炎(血液や体液から感染)は、中南米、アフリカ、中央および東南アジアなどの地域(北米・西欧・オセアニア以外)では日本に比べて感染者が多いため、渡航前のワクチン接種を推奨しております。
    またワクチン接種の予防効果をみるために、抗体検査を実施することが医学的に望ましいです。
    ただし、B型肝炎のワクチン接種後にB型肝炎の抗体の測定を行っていない医療施設もあります。B型肝炎の予防効果の確認は行われていませんが、このような運用でも一般的には容認されています。
  • 一方、北米・西欧・オセアニア地域ではA型肝炎やB型肝炎の感染者が日本より多いということは特にありません。
    このため、渡航前のA型肝炎とB型肝炎のワクチン接種は特に推奨しておりません。
    北米・西欧・オセアニア地域に渡航される場合は、A型肝炎やB型肝炎の抗体検査は必ずしも必要ではありません。
  • C型肝炎抗体については、渡航前にC型肝炎ウイルスに感染されている方かどうかをみておくことで、海外で治療や経過観察をすることが必要かどうかの判断をしておりますので、どの国・地域に行かれる方も実施することが医学的に望ましいです。
  • 上記の抗体・抗原検査の意義をご確認いただき、A型肝炎・B型肝炎の予防接種推奨地域(北米・西欧・オセアニア以外)に渡航される方で、肝炎ウイルスの抗体・抗原検査が健診受診医療機関で実施できない場合は、A型肝炎・B型肝炎ワクチンを接種される医療施設にご相談ください。

Q4

他医療機関で健診を受けた後に、海外渡航が決定し、改めて海外渡航者健診を受ける予定ですが、重複する項目はキャンセルできますか?

A

松下記念病院 予防医療センターでの海外渡航者健康診断では、胸部・胃部の検査は、渡航前に関しては法律に従って6か月以内、一時帰国・帰国後に関してはパナソニック基準に従って3か月以内に受けている場合はキャンセル可能です。松下記念病院 予防医療センターでの対応に準じて、受診先の医療機関とご相談ください。

小児の予防接種について

Q1

子供(中学生以下)を海外へ帯同予定ですが、予防接種はどのようにすればよいですか?

A

詳しい予防接種のスケジュール(どのワクチンを何回接種するか、また、日本で何をどこまで接種して、現地でどこからどこまで接種するのか等)は、受診先の医療機関でご相談ください、トラベラーズワクチン(海外への渡航に際して、感染予防のために必要または推奨されるワクチン)はトラベルクリニックで予防接種可能であることが多いです。

※ファミリー向けの渡航前研修「ファミリー海外生活セミナー」の資料に基本的な考え方が記載されています。資料をご希望の場合は、(株)リロエクセルまでご連絡ください。

Q2

渡航後(帯同後)の小児の定期予防接種の費用は会社負担でしょうか?

A

渡航後(帯同後)に受けた新生児・小児の予防接種は個人負担となります。
なお、渡航中は、日本の住民票を転出されている場合が多いと思いますが、住民票を転出されている場合は、一時帰国時に、定期予防接種を受けられても公費負担にはなりません。(任意接種となっている予防接種は、日本に住民票があっても個人負担です。)

その他

Q1

帯同家族(配偶者およびお子様)を含む個別医療相談の窓口はどこになりますか?

A

海外医療相談については、以下にご連絡ください。

健康管理センター(大阪) 海外医療対策室
メール:
mhccmed@gg.jp.panasonic.com
電話:06-6997-2890
相談時間:日本の所定勤務日の午前8時30分~午後4時45分

なお、費用精算方法や費用負担に関するお問合せにつきましては、在籍事業場人事(※)へご連絡ください。

※HRプロフェッショナルサービスセンター(HRPSC)へ業務集約している部門はHRPSC