健康パナソニック
「健康パナソニック」活動の経過
パナソニックグループでは、2000年度に始まった国民健康づくり運動「健康日本21」に呼応し、2001年度から2010年度までの10年計画で職場の健康づくり「健康パナソニック21」(「健康松下21」として開始)を、会社、労働組合、健保組合の三位一体で行ってきました。
2011年度からは健康づくりの対象を職場と家庭の両方に広げ、パナソニック(株)の創業100周年の2018年度までの8年計画で、職場と家庭の健康づくり「健康パナソニック2018」として活動を継続しました。
そして、創業101年目を迎え新たな一歩を踏み出す2019年度からは、「健康パナソニック」~未来に続け、今日の一歩~として、健保加入者の皆さま一人ひとりが健康意識を高め、健康づくりの取り組みに自ら一歩を踏み出すことを目指した活動を推進しています。
「健康パナソニック」活動の全体像
「健康パナソニック」~未来に続け、今日の一歩~では、過去18年間の実績を踏まえた様々な取り組みによりヘルスリテラシーの強化を図るとともに、健康づくりの方針発信や、仕組み構築、環境整備を行います。そして、会社、労働組合、健保組合の三位一体で「Pull型健康づくり*」を推進し、健康づくりの裾野拡大を目指します。
その取り組みの結果、健康意識の向上や行動を促して適正な生活習慣を獲得し、職場や家庭のコミュニケーションを高めて健康状態といきいき度等の心身の健康の保持、増進を図ります。そして、健康障害防止とその結果としての医療費増加の抑制のみならず、個人と職場や家庭のいきいきや仕事や生活の充実を実現することを目標とします。
*自分自身や家族のために、自分に合った取り組みを自ら行う健康づくり
「健康パナソニック」活動の方向性
「健康パナソニック」~未来に続け、今日の一歩~の目指すところは、自分に合った取り組みを自ら行うことです。5年間の活動を通じて、「健康を守りつくるのはあなた自身」、「できることから行動しよう」、「職場や家庭でみんな一緒に」を啓発し、健保加入者の皆さまと職場、ご家族がますます元気になる健康づくり活動を目指します。
適正な生活習慣の影響
パナソニックグループの定期健診やストレスチェックなどの健康データを分析した結果、以下のことがわかりました。
- 禁煙、運動、食事、飲酒、睡眠の5項目の健康的で適正な生活習慣を併せ持つ(適正習慣数が0→5項目)ほど、肥満や身体愁訴の割合が低く、活気がある割合が高いこと
- 年齢が上がるとともに肥満、血圧、肝機能、脂質、血糖の複数の健康リスクを有する割合は増加するが、適正な生活習慣を併せ持つほど平均健康リスク数が同年代より少ないこと
- 適正な生活習慣を併せ持つほど平均パフォーマンス(自己評価)は高く、働きがいがあるとさらに高いこと
これらの結果をもとに、「健康パナソニック」活動を通じて適正な生活習慣を数多く実践することを推奨するとともに、仕事のやりがいやパフォーマンスを高める健康経営の取り組みと一体的に推進いたします。
※健康リスクや適正な生活習慣は、健康スコアリングレポートのリスク保有と適正な生活習慣の判定基準による
全体活動
2023年度は、「参加者を増やして適正習慣+1」を重点テーマに、睡眠や食育・運動のオンラインセミナー開催や動画を活用し、eラーニング受講やウォーキングなどの健康づくりイベントの参加につなぎ、一人でも多くの方が適正な生活習慣を実践することを応援します。