まつかん名物?OSCE(客観的臨床能力技術試験)

2017年11月10日

OSCEとは、Objective Structured Clinical Examinationの頭文字をとったもので、「客観的臨床能力試験」と訳されてます。

判断力・技術・マナーといった基本的な臨床技術を客観的に評価するうえで、実際の現場で必要とされる臨床技術の修得を適正に評価する有効な方法といわれています。

当校では、毎年11月に、病院実習に行く前の2年生に実施しています。

患者役になってくれるのは、昨年卒業した先輩と臨床の看護師さんです。

2年生は、用意された5つの事例からくじびきで1事例を引き当て、その事例にもとづいた課題を制限時間内で実施していきます。

ひとりで実施するのが難しい場合は、3年生の先輩が手伝います。

2年生は、直前になるまでどの事例にあたるかわからず挙動不審でそわそわしています。

2年生を手伝う3年生は、何をすることが2年生を支援できるかみんなで相談しています。

また、患者役の卒業生も、2年生はどんなケアを提供してくれるのかとワクワクしており、お祭りのように賑やかな待ち合いの風景です。

実施の順番になると、学生は真剣な表情で、患者さんに声をかけ、患者さんの反応を確かめながら一生懸命に課題に取り組みます。

が、思うようにはいかず落ち込んでいたり、時間切れになったりして、課題が多く残ります。

課題終了後は、患者や看護師の立場からのコメントをもらい、2年生もメモを取りながら真剣に聞いています。

学年を超えて「共に学びあう文化」は、卒業後も続いていきます。

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