学校長の挨拶

松下看護専門学校 学校長 村田博昭

松下看護専門学校は、1973年(昭和48年)に2年課程定時制の高等看護学院として開校以来、2013年(平成25年)で創立40周年を迎えました。

永い伝統と実績を持つ本校から、多数の優れた卒業生を輩出してきました。

今も優秀な卒業生が、松下記念病院をはじめ、全国の医療現場の最前線で、あるいはその指導者として活躍しています。本校の特色は、松下幸之助創業者の「人間尊重」を教育理念の基礎に据え、確かな知識・技術の習得にとどまることなく、慈愛あふれる看護の心、ホスピタリティーの精神がしっかりと根付いた看護師を育てることをもっとも大切なことと考えています。

本校は、パナソニック健康保険組合に所属し、同系列の急性期を担う中核病院である松下記念病院での研修を中心とした、優秀な教員による少数精鋭でかつ、アットホームな看護学校です。卒業後は松下記念病院への就職はもちろん、研鑽を積むことによって、専門看護師や認定看護師などへの道へ進む人も多くなってきました。また、本校は、他校に先駆けて、ポートフォリオを使用したプロジェクト学習を積極的に取り入れ、意志ある学びの実現により、主体性を持った看護師を育成しています。

現代の医療は、治療技術が飛躍的に進歩し、高度で専門的な治療が集中的に行われています。医療が医師や看護師、薬剤師、検査技師など多くの職種の共同作業いわばチーム医療で行われます。関わる領域も、専門的で高度な医療や救急医療、災害医療、在宅医療や介護の分野など、非常に幅広いものとなっています。看護師は多くの人を救い、その力となり、そのことで感謝されるやりがいのある仕事です。

看護師になるためには、3年間しっかりと基礎知識を学んでください。そして、末長く本校で培われた教育を通じて、看護の心を学んでほしいと思います。

患者様に望まれる医療を実践するためには、知識以前の人間性・愛情・人を慈しむ心を在学中に十分に磨くことが大切です。看護とは一つの職業というものではなく、ナイチンゲールに代表される博愛心を持つ医療人になるという心構えをしっかり持って、松下看護専門学校で自分の夢をかなえてくださることを希望します。

松下看護専門学校
学校長 村田 博昭

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