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2017年11月2日
先日、10月20日(金)に、第15回関西看護研究大会が開催されました。
関西看護研究大会とは、京都府・兵庫県・大阪府の看護学生が神戸文化ホールに一堂に会し、看護の魅力や学びを学会形式で伝え合う場です。
当日は、あいにくの雨でしたが、当校の3年生も元気に参加しました。
当校では、毎年、演題発表をしています。
昨年までは、1校1題の決まりがありましたが、今年からなくなりましたので、クラスや教員からの推薦を受けた3人が演題を発表しました。
当日の発表までの道のりは大変でした…。
学生たちは、臨地実習や模擬試験、授業で過密なスケジュールの間に、臨地実習で患者さんに実践した看護を振り返り、看護の意味づけをして、抄録を書きます。
そして、初めて聞いてくれる人たちに対して自分が行った看護が伝わるように、スライドを作り、発表原稿を作り、発表の練習をします。
毎日遅くまで学校に残って、発表の準備をしていました。
演題は、
「初めて子どもが生まれる夫婦にとって満足感を高めることができる出産とは」
「ストーマ造設によるボディイメージの変化の受容への関わり-右下肢、右手指を切断されている男性の安全を保障した看護の意味-」
「薬物治療により眠気の強い統合失調症患者の活動と休息を整える看護-自己の持てる力を活用し自己選択・自己決定を行った行動変容について-」
です。
その努力の甲斐があり、当日の発表は、3題とも堂々と発表し、質問にも的確に答えることができ、このようなことができるようになった学生を誇らしく思いました。
その他の学生も、自分の興味のある演題の抄録を読み込み、自分の看護実践を振り返りながら、発表者の立場と患者さんの立場を想像しながら質問していました。
約3000人の看護学生が集う中、質問できるのは自分たちが丁寧な実習を積み重ねてきた結果ですね。
また、座長も務めました。
座長とは、そのセッションがスムーズに進むために、演題発表者と会場をつなぐ役割をします。
とても難しい役割でしたが、緊張の中、落ち着いてやり遂げました。
発表者と座長の4人で記念撮影をしました。
この貴重な経験を活かして、今後も看護を深めてください。
皆さんの看護がもっと豊かになりますように…。