副学校長の挨拶

松下看護専門学校 学校長 村田博昭

当校に入学が決まった方に行う入学前説明会で、私は「【A】小さいけれども中身が詰まっている箱と、【B】大きいけれども中身が少ししか入っていない箱、どちらを選びますか?」という質問をすることがあります。多くの学生達は、【A】と答えてくれるのですが、 【B】と答えてくれる学生も少なからずいます。その理由を聞くと、【A】は「詰まっているからお得感がある」、【B】は「詰まっていないのは、自分で中身を詰めていく楽しみがある」と答えてくれます。箱を自分のキャリアとイメージすると、みなさんは、どう考えるでしょうか?

当校は、開校以来ナイチンゲールの看護理論を大切に、教育課程を構築している学校です。また、学生達の看護実践能力を育成するために、シミュレーション学習などを多く取り入れ、臨地に近い授業を実施しています。このような教育活動は、雑誌やセミナーでも取り上げられ、日本を代表する看護学校のひとつとして認知されています。加えて、当校の教員は全員専任教員資格を持ち、質の高い看護師の育成を目指して、日々自己研鑽を続けています。さらに、自己の教育実践能力を活用し、「教えることは学ぶこと」を合言葉に、実習指導者や専任教員の育成にも携わり、教育集団としての質の向上にも努めています。

このように、当校の教育方針は、【B】の自分自身で箱の中身を詰めていける人材を育成することです。同じ夢を持つ仲間と一緒に、自分の手で自分好みの箱を創りあげていくプロセスは、心躍る楽しい道のりです。夢を現実にできる当校で、皆さんと一緒に学びあえることを楽しみにしています。

松下看護専門学校
副学校長兼教務部長 大谷弘恵

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