学生の声

精神看護学の実習に行ってきました!

3年生(44期生)
2019年5月7日

精神看護学実習では、地域実習と病院実習の2種類があります。

地域実習では、就労継続支援B型事業所、地域活動支援センターに行き、精神疾患と付き合いながら地域で仕事や生活をされている方と一緒に仕事を行ったり、コミュニケーションをとらせて頂いたりしました。

病院実習では精神疾患の障がいによって日常生活が困難になり入院している方を受け持たせて頂きました。

実習を通して、“患者さん”としてみるのではなくその人を1人の“ひと”として観る大切さを学びました。

例えば、まだ症状もあり、病院での生活も支援が必要な方が「早く帰りたい」と言われた時、「今の状態では難しい」と思ってしまいますが、その方が出生からどんな幼少期を過ごしてきたのか、どんな仕事をしてきたのか、結婚をしているのか等を知り、そこからその方の社会的役割は何なのか等を考えることができればやっていた仕事を途中で中断し、溜まっていく仕事を考えれば「早く帰りたい」と考えるのは当然だなと思えるようになります。

そうすると今度は「難しい」ではなく「実行するためには何が整えば退院できるだろう」と自分の考えが変化します。

つまり、一人の“ひと”として観るということは、その方の立場にたって物事を考え、その方の考えを少しでもくみ取り、その方の願いに沿った援助を考えることだと学びました。

また、その方がもっている強みに着目し、その方が強みを最大限に発揮できるような関わりが大切であると学びました。

例えば、コミュニケーションからその方は物事を客観的に捉え分析することが出来、また人に教えることが上手い方だと感じた時は、その人の得意なことを教えてもらったり、教えることが上手であることを素直に口に出して相手に伝えたりすることで、相手からも思いを伝えて下さるきっかけになります。

その人一人ひとりの価値観や考えを大切に、強みを最大限に発揮できるような関りは、信頼関係を構築することに繋がると学びました。

学内に戻ってからは学生各々が実際に行った看護は患者さんにとってどんな意味があったのかを皆で振り返り、看護の意味づけを行い、もっとこんな関わりがあればより良くなったのではないかと話し合いました。

また、いくつかの事例から患者さんにとっても退院の意味を考えたことでご本人の想い、ご家族の想い、支援者からの願い、様々なジレンマがあり、看護者として何を優先するのか、どうすればそのジレンマを埋めていくことが出来るのかと話し合いました。

看護に正解はないとは思いますがそこで考えることをやめてしまうとそれ以上の発展はありません。その方を想い続け、看護とは何かと探求していくことが大切であると感じました。

この学びは、精神看護学実習だけではなく、これからの看護に活かしていくものだと思います。

今後も勉学に励み、患者さんではなく、一人の“ひと”として観ることを大切にしていきたいと考えます。

最後になりましたが、学生が実習を行いやすい環境を作って下さった指導者さんをはじめ、快く受け持ちに了解して下さった患者さん、実習に関わった全ての皆さんに心から感謝します。

なぞのブロガーより

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