06-6991-0331(代)
平日9:00~17:00 ※土日祝日を除く
2年生(44期生)
2018年4月24日
私たちはこの一年間で看護に関する様々なことを学習しました。
座学では医療の知識の基礎となる解剖生理学に始まり、体の各部位での病気の概要や治療法について習う病理学、患者様にケアを行ううえで必要な知識とその根拠を基礎看護学援助論で学びました。
他にも、事例患者の病気からどのような生活をすれば改善できるかをグループで考え提案する看護疾病論や、身近な人の健康を守る提案を発表するナイチンゲールプロジェクトなどの授業で個別性のある看護を考案する力をつけました。
看護師として患者様に適切なケアを提供するためには、莫大な量の知識や応用を利かせることが必要なのだと実感しました。
基礎看護援助論の授業では実施する看護技術ごとに事例患者が設定されます。その患者様に対し適切なケアを学生が考案しグループになって実施していきます。
最初は事例患者に適切な看護がなんなのかまったくわからず戸惑っていましたが、今ではグループのメンバーと協力して、どのようにすれば患者様にとって苦痛が少ない看護になるかということを考えることができるようになってきました。
授業以外にも看護技術を使える段階にするために練習をし、先輩によるプリセプターと教員による技術チェックを受けます。
どちらも厳しいチェックではありますが、これらを経て実際に患者様に対してどのようにケアをすればいいのか、自分ひとりでは気づくことができなかった視点を得ることができました。
実習では実際に患者様を受け持たせていただき、学習してきた知識や看護技術を実施します。
本物の患者様と触れ合うことはとても緊張し、うまくいかないことや失敗することもありました。
しかし、患者様が何を必要としているのか、入院生活の中で何が苦痛になっているのかを考えてそれを改善するために学習したことはとてもよい経験になりました。
私たちはこの一年間を通して基礎的な知識と技術、個別性のある看護を提案するための対象理解の方法を学習しました。
二年生では一年生で習ったことをさらに発展させ、12月から始まる実習そして将来出会う患者様によりよい看護を提供するために学びを深めていきたいと思います。