看護教員のヒナが巣立っていきました!

2017年12月22日

当校は、毎年、大阪府専任教員養成講習会の方の教育実習を受け入れています。

看護学校の教員になるためには、「専任教員資格」が必要であり、大阪府は毎年4月から12月までの9ヶ月、大阪府専任教員養成講習会を開催しています。

この講習会では、看護教育に必要な知識・技術・態度を習得し、看護教員として創造的に活動し得る能力を啓発するために、「看護教育の基盤・教育の基盤・看護論・看護教育学・看護学教育課程・看護学教育方法・看護学教育演習・看護学教育評価・研究・看護学校経営など」を教授しています。

今年も、9月~11月まで3ヶ月間、6名の方が来てくださいました。

「チームまつかん」の一員として、学生とも教員とも仲良くなってほしいとお願いをして、教育実習のスタートです。

9月はグループで話しあいながら仮設の看護学校づくりを進めていきます。

また、当校で実施している実際の授業を聴講したり、演習に入ったりしながら学生たちの様子を知ります。

10月は松下記念病院で行なわれている3年生の実習にも同行し、学生指導をしました。

病院にも学生にも慣れない中での実習指導でしたが、「学生はすごい勉強をしている」「教員は調整力が必要なことがよくわかった」と感じてくれていました。

11月には、ひとり90分ずつの授業を実際に実施しました。

授業デザインから始まり、文献検索・教材研究と内容を深め、何度も模擬授業をして練り直し、本番に臨みました。

はじめて実施する「授業」には緊張感が溢れていましたが、学生たちの温かい協力もあり無事に終了。

学生たちから、「私たちも頑張りますので、先生たちも頑張ってください」とエールも送られていました。

学校で実施している授業や演習や会議のみならず、看護部との連携会議などにも精力的に参加していただき、看護教育の大変さだけでなく、楽しさも体験していただけたと思います。

新鮮な発想や斬新な意見に、教員達も大きな刺激をいただきました。

今までの体験を整理して、未来にむかって進まれることを期待しています。ありがとうございました!

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