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2年生(46期生)
2020年11月16日
46期生は2年生になり初めての実習となる看護実践力の基礎となる実習に行ってきました。
1週目は患者さんをローテーションで1日ずつ担当し情報収集を行い、それを元に対象を捉えながら看護実践を行いました。
ここでは前日の学生からの情報などを参考に看護計画を立てたりと、学生間での情報共有が重要だと学びました。
上手く情報を伝える為に頭の中で情報を取捨選択して必要なものを整理して伝えるという難しさを改めて実感することが出来ました。
また毎日患者さんが変わる事で、様々な疾患を持つ患者さんと関わることができ、多くの疾患を学びよりよい看護に繋げていくためにはどんな知識を活用し疾患と繋ぎ合わせてどんな援助を行えばいいのか試行錯誤する事によって看護観を広める事ができました。
実習中受け持ち患者さんを心・身・社の三側面で捉え、現疾患と現れている症状や既往歴を繋ぎ合わせて看護展開をしていくことの難しさに実習中は何度も壁にぶつかり挫けそうになりました。
患者さんの元へ行くと目に見えている事に重きを置き過ぎてしまう事がありました。
しかし、悩みながら実践してみて個別性を大切にする看護を行ってみたところ、関わりの中で一度も無表情で拒否的な反応をみせる患者さんでしたが、学生が関わる事によって笑顔で「ありがとう」と言う反応が見られました。
この関わりから、患者さんの言い出せなかった思いを学生が汲み取り、援助を行う事で得られた反応だと考えました。
そのため、個別性にあった看護を提供するには、学生が患者さんに寄り添い患者さんの立場になって考えることが大切だと思いました。
また学生の目指す目標と患者さんの目標が異なった方向を向いているとよりよい看護にはなり得ないということを学びました。
患者さんの望む目標と合わせていくためにはコミュニケーションや得た情報を追体験などで学生が患者さんに寄り添い患者さんと共に最終的なゴールに向けて支援することが大切です。
46期生は各病棟の部屋持ちの看護師の方や指導者さん教員のアドバイスを活かし、こころの状態や退院後の社会復帰への支援を提案することが出来ました。
この学びと経験を活かしてこれからの学習や実習ではより良い個別性のある看護を目指し成長していきたいです。
最後になりましたが、コロナ渦の中、学生の実習の場を提供して下さり、ご指導して下さった指導者さんをはじめ、快く受け持ちに了解してくださった患者さん、実習に関わった全ての皆さんに心から感謝します。