労働安全衛生法、じん肺法、行政指導などにパナソニック独自のパナソニック基準を含めた有害業務の健康診断を行います。
問診、診察までに検査結果がそろう事前検査方式を用いています。作業環境測定結果も反映した管理区分の決定および事後措置を健診受診と同時に実施しています。
センターでは、毎週眼科、整形外科、精神科専門医師による外来診察を実施しています。事業場での健診と連携して、より的確な診断、経過観察を実施しています。
健康診断の実施後、問題点確認のための職場巡視を行い、事業場担当者との報告会を開催して、迅速な対策の実施の援助をします。後日、詳細な報告書をお届けします。
個人票は統一した様式のものを、全国の事業場において使用しています。個人の特定には健康保険No.をIDに使用して、コンピューター管理していて経時的経過も把握できます。また国内のグループ企業内の異動についても、過去のデータを参照することができます。
健診内容は法定基準にとらわれることなく、独自のパナソニック基準による厳しい管理を実施し、リスクマネジメントに貢献します。法定項目以外の生物学的モニタリングも実施し、比較的低レベルの要因の長期間暴露についても数値として把握しています。
雇用形態の多様化がすすむと、個々別々の労働状況の把握および評価がより必要になります。この点、例えば問診では衛生管理者の資格を持った産業看護職が、現場の作業工程を理解した上で、個別面談方式で十分な時間をかけて作業者の訴えを聞き取っています。よって、職業性疾病予防のための重要な情報源になります。