頑張りすぎていませんか?五月病予防のためにできること2026.04.01

松下記念病院
臨床心理士/公認心理師林みなみ
新年度が始まり、新生活をはじめとする環境の変化が多いこの季節。
期待や楽しみな気持ちの一方で、心身のバランスが崩れやすい時期でもあります。
「五月病」という言葉を耳にしたことはありますか?
正式な病名ではありませんが、生活や環境の変化に伴う疲れやストレスが、連休明けなどに心身の不調として現れる状態のことを指します。
そんな五月病を防ぐために、今日からできるポイントをご紹介します。
五月病の主なサイン
- 体のサイン
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- 眠れない
- 食欲がない
- お腹の調子が悪い
など
- 心のサイン
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- 気分の落ち込み
- 意欲がわかない
- 集中できない
など
予防のポイント
- 完璧を目指さない

- オン・オフを切り替える

- 気分転換をする

自律神経を整えることも大切
自律神経とは、呼吸や血圧、体温、消化など、基本的な生命活動を維持する神経です。自分の意志とは無関係に働き、24時間体をコントロールしています。
~交感神経と副交感神経~
自律神経には、交感神経と副交感神経があります。
- 交感神経
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「アクセル」の役割。
活動時や緊張したときに働く。
- 副交感神経
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「ブレーキ」の役割。
休息時やリラックスしたときに働く。
環境の変化などにより緊張やストレス状態が続くと、アクセル(交感神経)を踏みっぱなしの状態になり、ブレーキ(副交感神経)が効かなくなってしまいます。これが自律神経の乱れであり、心身の不調として現れます。
そこで、自律神経を整えるために、その場ですぐにできる呼吸法(深呼吸)をご紹介します。
呼吸を深くすることで、リラックス状態をつくり、副交感神経を活性化することができます。
自律神経を整える!1:2の呼吸法
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①鼻から4秒かけて、ゆっくり吸う。
②口から8秒かけて、ゆっくり吐く。
③この①と②の呼吸を数回
(無理のない回数)繰り返す。 
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思いっきり呼吸をするのではなく、静かにゆっくり行いましょう。
無理をせず、ご自身のペースで。
緊張したときやいらいらを感じたときに取り組んでみてください。
高ぶった神経を落ち着かせることができます。 
五月病は、誰にでも起こりうるものです。
環境の変化が多い新年度は特に、ストレスや疲れをため込まないよう心がけて過ごしましょう!

