診療科・部門

診療科のご紹介

整形外科

特色

当科は、日本整形外科学会認定研修施設であり、5名の常勤医師で治療に当っています。

特に外傷、関節外科、脊椎外科について、最新の治療法を積極的に取り入れ、治療を行っています。

その中でも低侵襲性手術を各領域に取り入れ、早期の社会復帰を目指して治療しています。

また、骨・軟部腫瘍専門医が担当する日本整形外科学会「骨・軟部腫瘍相談コーナー」に登録され、骨・軟部腫瘍、転移性骨腫瘍の治療も行っています。

当科の治療方針
人工関節手術

近年人工関節の術後成績の向上で、その耐用年数が長くなり、適応年齢が広くなってきました。活動性の高い時期に手術をうけられて、より充実した人生を送っていただけるように、生活の質の向上に努めています。
人工膝関節置換術では屈曲角度130度を目標に手術を行っており、関節の痛みが消失するのみにとどまらず、術後の日常生活動作の良好な獲得を目指しています。人工股関節置換術では脱臼しにくい前方アプローチを積極的に取り入れています。

骨・軟部腫瘍、転移性骨腫瘍

骨・軟部腫瘍はまれな疾患であり専門医が十分に治療方針をご説明させていただき各患者さまに合わせた治療を行います。良性腫瘍は必要時には手術を行いますが経過観察する例も多くあります。悪性腫瘍は手術療法、化学療法、放射線療法を組み合わせた集学的治療を行っています。転移性骨腫瘍に対しても積極的に手術を行っています。

関節リウマチ

関節リウマチに対して、身体所見、検査結果、合併症を総合的に評価し、疼痛改善および運動機能の温存、将来の関節破壊の予防を目指しています。合併症の多い患者さまに関しましては、呼吸器内科や腎不全科と連携を図りながら患者さまに安心して頂ける治療を行っています。リウマトレックスやバイオ製剤を積極的に使用しています。

各疾患の最近の変遷
人工膝関節置換術

手術後約2〜3週間で退院していただいています。術後の骨からの出血はある程度生じますが原則輸血なしで手術を行っています。
また、症例により単顆置換術、全置換術を選択し、機種も考慮し、軟部組織バランスを重視して、手術しています。

人工股関節全置換術

膝関節と同様に術後約2〜3週間程度で退院可能です。
出血を補う輸血については、患者さまの血液を事前に採取して準備することもあります。高度の変形を伴う場合を除いて、小切開による人工股関節全置換術(MIS-THA)を行っており、入院期間の短縮が可能となっています。
脱臼しにくい前方アプローチを積極的に導入しています。

末梢神経損傷(手根管症候群)

手根管症候群は、外来手術にて内視鏡手術を行っています。

膝関節鏡手術

近年、中高年の変性に伴う膝半月損傷の頻度が高く、変形性膝関節症との診断がなされて関節水腫と膝の痛みが続く患者様の中に、半月損傷を伴っている場合が多くみられます。
膝半月の縫合や切除を行うことで、症状の改善と変形性膝関節症の進行を抑えることができます。関節鏡視下に蒸散システムを用いることで、容易に膝半月切除の処置が可能となっています。一週弱の入院で治療可能です。

良性骨・軟部腫瘍

以前は腫瘍に対する治療は良悪性を問わず外科的治療がすべてでした。ところが、最近の画像診断、治療の進歩により良性腫瘍では患者さまと相談し手術をせず経過観察する例も多くあります。良性腫瘍では腫瘍を取り除く手術が基本となります。骨腫瘍では取り除いた欠損部を埋める必要がありますが、現在は自分の骨でなく人工骨(主としてカルシウムとリンの混合物)で対応しています。

悪性骨・軟部腫瘍

悪性腫瘍は広範囲切除(腫瘍を正常組織で包むようにして取り除く)が原則的治療となります。欠損部には症例に応じて様々な再建術を行うことで機能温存ができるようになっています。さらに、化学療法、放射線療法を症例に応じて行うことで切除範囲の縮小や生命予後を向上させることが可能となってきています。最近では緩和的治療の目的でこれらの治療法を組み合わせて行うこともあります。

転移性骨腫瘍

各科がん治療の成績がよくなったことで逆に転移性骨腫瘍に苦しむ患者さまは多くなってきました。以前は骨転移が発見されても手術を行うことはあまりありませんでしたが担当科の先生方と相談しながら除痛や機能回復を目的とした積極的な手術治療を行っています。

骨粗鬆症

骨粗鬆症患者さまに対して検査結果、基礎疾患を考慮し、患者さまに合わせた的確な治療法を選択します。骨折予防を推進させるため地域医療機関との連携を図りながら治療を継続施行していきます。

認定情報

日本整形外科学会専門制度による研修施設

日本整形外科学会 骨・軟部腫瘍治療相談コーナー

スタッフ紹介